それでも、どうしても。

思ったことを思った時に。

君が抜けた世界のその後。

どうも、あめです。

前回記事を読んでくださった皆様、ありがとうございます。

それからスターもありがとうございます。とっても嬉しいです…!

まだはてブロの仕組みがいまいちよくわかっていないので謎な機能がたくさんあるんですが、早く使いこなせるようになりたいです。

 

さて、今回は早速『友人に話すには長くなりすぎる。だけどどこかに吐き出したい!』シリーズ(?)の中からひとつお話ししようと思います。

シリーズ名がすでに長い。

 

ふとした時に考える事があります。

何か、といえば『キャスト変更』という事について。

舞台沼にはまってからまだ浅い私でも、追っている作品の3つでキャス変に行き当たっています。

運営側の事情、俳優側の事情、たくさんの理由があって行われる事だとは分かっていても何となく複雑な気持ちになりますよね…

ましてそれが自分の推しキャラだったりすると、特に。

 

そこで考えてしまうのが、推し俳優が推しキャラを演じていた場合です。

 

今まで幸運なことにそういった状況に遭遇したことはないのですが、最近すごく自分の身に近付いてきているというか、他人事ではないなあと思っていて。 

前回記事で推しのことを書きましたが、そこで推しが誰か分かった方はいろいろピンときているのではないかと思います。

きっと、たぶん、彼はもうあの作品に携わらせてもらえない。と思う。

 

私が最推しを好きになったきっかけの作品で、彼は外見にひときわ特徴のあるキャラを演じていました。

彼の人気が大きくなったのもまた、この役がきっかけです。

たくさんの人が本物すぎる、格好良いと言って彼に夢中になっていました。

 

そんな中で起こった例の件。状況もタイミングも、もう本当に最悪で。

いろいろな所で彼への批判が飛び交って、運営に降板させろと言った方もいたようでした。

当然、といえば、そうなのでしょう。

彼が傷つけてしまったのは自分のファンだけじゃなく、そのキャラのファンにまで及んだ訳ですから。

 

その作品は、いわばシリーズものです。

彼の演じていたキャラは原作でも人気がありますし、新作公演があればそのキャラは出演するかもしれません。

 

でもその時。

舞台に立っているのは、彼じゃないかもしれない。

 

そうなった時に、それはそれで当然の結果として私は受け止める、というか諦めるんだろうと、割と最近までは思ってました。

仕方ないって。そりゃあそうだよねって。

彼の演じるあのキャラが大好きだったけど、キャス変されても彼の人生が終わる訳ではない。

他の現場で頑張る彼を追って行こうって。無理やりにでも気持ちに折り合いをつけて、割り切るんだろうなって、思ってました。

 

でも、今年の春の新作公演を観に行って、ある曲を聴いた時。

 「あ、私これダメかもしれない」って、思ってしまった。

 

その曲は昨年末に公演されたライブイベントで推しがソロを歌った曲でした。

きっと年末の時点ですでに新作でも披露することは決まっていたのだと思います。

 

それでも、他のキャラが、役者が、センターでそのソロを歌っている姿を観た時。 

彼の居場所はもうないと言われているようで、つらかった。

 

彼が努力して積み上げてきたものが、彼自身をきっかけとして崩れてしまった事を改めて痛感させられたようで、前を向けませんでした。

 

もちろん運営陣はそんなつもりじゃないっていうのはわかっています。

本編でも大きな見せ場をこなし、メインになる部分をやり切るその姿だって最高に格好良かったです。さすが我が本丸初めての太刀だって思いました(今では打刀ですが)

それを演じる彼についても、すごく頑張ったんだろうな、しっかり努力して成長していける子なんだなってとても感心しました。舞台上の姿、とても華があって立派だった。

 

でも、どうしても心がついてこなくて苦しかった。

 

せっかく目の前にきらきらした世界があるのに。ごめんなさい。そんな気持ちでその曲を聴いていました。

 

公演が終わり、一緒に観に行っていた友人に「大丈夫?泣きたかったら泣け?」って言われた瞬間もう涙が出てきてしまって、きつい、つらい、兼さんごめんしか言えなくて。

後方から「彼は何も悪くないんだけどね、どうしても同一視しちゃう人はいるからね」という声が聞こえて、ああ、私のこと言ってるんだろうなぁ、楽しい気分だったろうに嫌な思いさせてすみませんって思ってしまって、またそれもつらくて。

同一視していないからこそ、というか役者の方に思い入れが強くなってしまったからこその辛さもあるんですけれど、私のその感情はその方を含め周りの方にとっては知る由もない事ですから。

それにその方の意見も一理ありますし、良いとか悪いとかではなく事実としてそういう方もいるでしょうしね。

まあ『彼』が最推しを差しているとしたら喧嘩を売られていると受けとらなくもないですが!あの人は普通に悪いだろ!なあハ○太郎!!!(血の気が多いおたく)(たすけて全肯定ハ○太郎)

 

 

…なんだかキャスト変更とは離れてしまったので話を戻します。

別の誰かが推しが歌っていたパートを担当しただけでこの有様なので、キャス変したら平常心でいられる自信がないなぁと今では思っています。

まあそうなっても作品は大好きなのできっと観に行っちゃうんですが、同舞台においてそのキャラはもう推さないだろうなと思います。

 

同じ人(キャラ)だけど、同じ人(俳優)じゃあ、ない。

 

キャラも役者も、どちらも推しだった私にとって、それはあまりにも大きすぎて。

最推しは最推しとして、一人の俳優として見ているし、原作のそのキャラはそのキャラとして見ている。別物として認識している。

他のキャストが演じても同じキャラだという事もわかっています。

 

けれど、演者が彼でないのなら。同じ熱量で心を注ぐことはない。

 

推し俳優が推しキャラを演じていて、そこにキャストの変更が生じた場合。

きっと私はそうなってしまいます。 

 

春の公演でもキャス変があった訳で。

初代の彼はめっちゃ本物!まさにそのキャラ!という感じでしたし、技量も飛びぬけていたので違う誰かが演じる事は少し不安でした。

でもそんな心配は杞憂で、二代目の彼も可愛くて格好良くて技量があって、まさに本物と思えました。あとカンパニーの仲がとても良さそうでツイッタ―がめちゃくちゃ幸せでした(HAPPY)

キャラが好きで役者にも好感がある、だけど推しではないポジションの人間から見たら、そういう感想になります。

 

だけどもしかしたら、キャラも初代の彼も推しだった人には辛く感じる部分もあったのかもしれない。

二代目の彼が演じるそのキャラを好きになった人だって、もしかしたら何かを辛く思うこともあるのかもしれない(初代と比べられたりとか、そういう何かが。)

 

それはやっぱり、推している当人にしかわからない感情なんでしょう。

 

私の推しの場合はそうなってしまっても仕方がない部分があるので、他の方のキャス変と同列にするのは違うのかもしれないです。(というか、同列にしてほしくないという方もたぶん界隈にはいらっしゃると思う…なんかすみません…)

だからその日がきたら悲しいだろうしきっと泣いてしまうけど、なんでとかどうしてとか言えない。

それでも複雑な感情を抱えるのは、やっぱりどちらも本当に好きだからなんでしょうね。

 

 

ね、ハ○太郎。

(まったくなのだ!)(推し絡みのキャス変は闇が深いのだ!)(どんな終わり方なのだ!!)