千に一度の愛でした。
どうも、あめです。
博多に行った話とかちょっとずつ書き溜めてたんですが、取り急ぎ書いてしまいたいことができたのでそちらを先に更新します。
全開の記事にいただいたマシュマロの返信も次回させて頂きますね。
先日、Bくん出演の舞台が千秋楽を迎えました。
私が彼を推し始めたきっかけは刀ですが、彼が演じて、私自身が実際に見てきた中で一番好きだったのがこの作品の役でした。
もともと作品のファンだった訳ではなく、彼が出演している作品と知って原作から勉強したのがきっかけでコンテンツ丸ごと大好きになったんですよね。二次元おたくとしても、俳優おたくとしても。
その中で自然と彼が演じるキャラを好きになって、そのキャラが所属するチームが大好きになりました。
そして先日行われた千秋楽の公演で、Bくんはその作品を卒業しました。
なんかもう言いたいことってたくさんありすぎてどうにも言葉がまとまらないんですが、ふと口をついて出てしまうのは「さみしい」という言葉で。
いろいろな事情があっての卒業だと思うので、ファンの側からああだこうだとあまりうるさくするのは好きじゃないのですが、本当にシンプルにさみしいんです。
新しいキャストの方が嫌だとかそういう事じゃなく、誰かと比較している訳でもなく、ただ彼が演じる『あの人』がいなくなってしまう事が単純にさみしい。
もう二度と会えないと思うとまだ勝手に涙が出てきてしまうし、あの5人の絆を考えたらもう胸が締め付けられるような思いでいっぱいで、また泣いてしまうんです。
あるキャストさんが「なんで卒業しちゃうの」と言って泣いた時、私もどうしようもないくらい泣きました。
私はそのキャストさんがあんなに泣くなんて思っていなかったんですよね。
明るくておもしろくて、けれど周りをよく見ていて気が使える人というかそういうイメージ*1を彼に対して持っていたんです、私。
だから彼が泣き出した瞬間にもらい号泣というか、そんな感じになってしまって。他のメンバーも泣いていて、みんながお互いを大切に思っていることが痛いくらいにわかって、泣くのをこらえられませんでした。
初演の時、みんなで深夜に練習をしたこと。個性が豊かなメンバー故にたくさんぶつかり合ったこと。お休みの日でも集まってご飯を食べに行ったこと。そうやって絆を作ってきたこと。
そういった話をメンバーが口々に聞かせてくれましたが、きっとあの場で話してくれた以上にいろんなことがあったんだろうなあ。
彼らは私たちファンよりも、もっとずっと寂しい思いを抱えているのでしょうね。
2年間も同じ役で、同じチームでやって来たんですから。
Bくんが演じるその役の好きなところを挙げるとキリがないんですが、その全てをBくんがその役の好きなところとして挙げてくれてまた泣けました。
それから「○○がこの役を演じたらすごく楽しいんだろうなって思うんですよね」って彼が言った時と、「○○からは本当にたくさんのものを貰ったと思っています」って話をしてくれた時、本当にどうしようもなく泣けてしまいました。
愛してくれていたんだなあ。だから私もこんなに強く惹かれていたんだなあ。そう思ったらもうダメでした。
きちんと理解して考えて、愛を持って『彼』として舞台の上で生きてくれたこと、きっと忘れません。
ソロ曲が終わった後の台詞が、いつも言っていた「また愛し合おうぜ、仔猫ちゃん」ではなく「ありがとな。愛してるぜ、仔猫ちゃん」だった事。
今日で本当にお別れなのだと実感させられて苦しかったけれど、ありもしない「またね」を言わない姿がやっぱり大好きだなと思いました。
言いたいことがまとまっていないだけあって、まだまだ胸の内にはたくさんの言葉だったり感情だったりがとどまっています。
でも結局、そのどれも行きつく先は「ありがとう」と「大好き」でしかなくて、いつの間にこんなにも心奪われてしまったのか、とっても不思議です。
彼らがいつもより強く肩を抱き合って歌う姿も、ただ悲しいだけじゃない涙を流させてくれた事も、本当にきらきらと心の中に残っています。
そもそもこの作品自体がそういう気質を持っていますが、私にとって、あの時間はその中でも特別に温かくて愛おしくて、切なかったです。
こんなにも愛に溢れた作品に出合うことができて良かった。会場で見送ることができて良かった。
『彼』のソロ曲に「俺に恋してくれてありがとう」なんて歌詞があって、その部分で公演中バカみたいに泣いてしまったのですが、なんかもうこちらこそって感じですよね。
貴方に恋をさせてくれてありがとう。そんな気持ちでいっぱいです。
ミュミュと今後どう向き合うはまだ決めていませんが、これからも貴方と貴方達のチームが大好きです。
恋心にも近しい感情で、Bくんがこの役を演じている瞬間が大好きでした。
千に一つの、千に一度の愛を教えてくれたのは、確かに貴方だったと思います。
出会ってくれてありがとう。両腕に抱えきれないほどの宝物をありがとう。
愛をこめて。
*1:彼のファンの方、私の認識が違っていたらすみません。